■ 熊本城 城下でプレイボール
熊本城のすぐ近くにある小学校で30年ぶりに野球クラブが復活しました。
後押しするのは上通(かみとおり)や下通(しもとおり)の商店街。
街っ子球児たちの奮闘を追いました。
グラウンドから熊本城が見える城東(じょうとう)小学校で「城東ベースボールクラブ」のメンバー 24人が練習に打ち込んでいます。


記者
「どうして野球をやってみようと思ったの?」
選手
「パパがやってたから」

記者
「野球は楽しい?」
選手
「フライを捕った時、楽しいです」

記者
「野球のどんなところが好き?」
選手
「カキーンっていい音がなると、やった!打ったぜ!っていい気持ちになります」

約30年前、部員数の減少で学校の野球クラブがなくなって以降、この地域に野球チームはありませんでした。

それでも子どもたちが思う存分、体を動かせる環境を作りたいと、野球好きの保護者たちが動き始めました。
城東ベースボールクラブ 原 大祐 代表
「街なかで(野球が)できる環境がなかったので、地域の方々に相談したところ、みんなでお金出してやるけんと言っていただいて」

保護者からの申し出を受けたのが上通の商店街。クラブ発足の動きを知ってすぐに商店街全体で協力しようと意見がまとまったと言います。
上通商栄会 田原 誠也 会長
「街全体で子どもたちを見守る、応援するというのは非常に大事なことじゃないかなと思います。ぜひ楽しみながら野球してもらえたらと思います」

上通の商店街などからの寄付金で準備されたものの一つがこの可動式のバックネット。保護者の手作りです。

保護者 瀬髙 浩文さん
「材料から形から見よう見まねで設計して作ってみました」

こうして環境が整えられた城東ベースボールクラブは2022年の1月から本格的に活動を始めました。しかし…