5月27日(土)から熊本県高校総体が始まります。

今回は、ゲツキンの「部活おじゃましまっす」で去年取材した、発足まもない弓道部を紹介します。

的を射抜く爽快感に魅せられた少女たちです。

中川萌衣さん(2年)「すっきりというか気持ちいいですね」

八代白百合学園高校に、去年発足した弓道同好会。

立ち上げたのは、弓道経験者の西川知志(にしかわ ともゆき)監督です。

西川監督「高校に入ってから新しくチャレンジする部活動というのが、1つ学校に欲しいなと思って作りました」

山崎結月さん(2年) 「初心者でも誰でもできるようになると先生から聞いて、高校からだったので新しいことを初めてみたくて」

多くの生徒たちが高校から競技を始めるため、横一線でのスタート。

他の競技と比べると、高校からでも優勝できるチャンスが大いにあります。

練習風景をのぞいてみると…。

西川監督「もうちょっと、もうちょっと、多分きょうの練習で慣れるど。頑張れ!負けんな」

一人一人に寄り添った指導で生徒のやる気を高めます。

そしてもう1つ、弓道を始めたきっかけが…

中川萌衣さん(2年) 真ん中「ツルネっていうアニメ」

瀧口珠李さん(2年)左「試合とかも自分たちの体験と似たところもあるので自分と比べてみたりして」

彼女たちの心を掴んだのは、漫画・アニメ「ツルネ」。

弓道を通して、自分の姿を追い求める男子高校生の青春物語です。

この漫画アニメがきっかけで弓道ファンになる人も。

実際、熊本県内の弓道部員数は、アニメ放送開始の2018年からの5年間で女子がおよそ1.3倍になっています。

※平成30年…603人 令和4年…767人(熊本県高校体育連盟より)

主人公の弓を射る姿に憧れ、入部を決めた生徒たちですが…

山崎結月さん(2年)「アニメに憧れてたけどやっぱりうまくいかないなと思って」

高的中をたたき出すアニメに対し、現実はそう甘くないようです。