一方、人材の流出を食い止めている競技もあります。
それは、バドミントンです。

強豪・八代東高校は、創部以来、全国優勝3回、八代白百合学園も3年前に個人戦で全国優勝を果たすなど、全国にも通用する選手が県内に揃います。

そこには人材が集まる協会の取り組みがありました。
熊本県バドミントン協会 水野修身 理事長「再春館製薬所のトップ選手と、熊本の小中学生が合同で練習をすることで、子どもたちにとってモチベーションが上がる練習が出来ていると思っています」

「バドミントン王国復活プロジェクト」と銘打ち、月に1回 開催されている強化練習会です。

山口茜や志田・松山ペア。世界のトップで闘う選手たちに直接指導してもらうことはこの上ない環境です。

熊本中央高校 原田依蕗 選手(1年)「トップの人の意見とかアドバイスを聞けるのは、誰でもできる経験じゃないのでプラスになると思います」

他県の情報を容易に知ることが出来る今の時代、子どもたちに良い環境を作ることこそが県外流出を防ぐ一手になるのかもしれません。
