驚きの行政サービスです。
心筋梗塞、脳卒中に肺がん、認知症などこれらの病気を発症する可能性があったら知りたいと思いませんか?
健康で長生きできる社会の実現を目指し、熊本県荒尾市などが「病気の発症率を予測できるサービス」を始めました。
荒尾市の病院で検査をするのは「将来の病気のリスク」を知ろうと集まった市民、およそ40人です。

荒尾市は人口およそ5万人のうち、高齢化率が35パーセント以上と市民の3人に1人が高齢者となっていて、医療費の負担増加が課題となっています。

そこで3月15日と16日 限定で行われているのが「フォーネスビジュアス検査」です。
この検査は、5ccの血液を採取することで、およそ7000種類のたんぱく質を測定し、そのたんぱく質の動きから「心筋梗塞」や「脳卒中」に加え「5年以内の肺がん」や「20年以内の認知症の発症率」を知ることができます。

少量の採血に市民は、、、
市民「楽です。血液でわかるんだったら、いろんな検査を受けるストレスはないですよね」

市民「(病気のリスクが)早めに分かれば、将来の生活設計が立てられるし、いいんじゃないかと思います」

採血された血液は、冷凍保存された状態でアメリカに送られ解析されるため、検査結果は4月以降になるということです。

荒尾市は今回の事業におよそ1億円を投じていて医療・介護給付費の増加を抑えるため来年度も実施したい考えです。