熊本地震で倒壊し、再建されていた阿蘇神社楼門(ろうもん)の本体工事がほぼ終わり、元の姿を取り戻した楼門の様子が報道公開されました。

阿蘇神社の楼門は『日本3大楼門の一つ』と言われ、国の重要文化財に指定されていましたが、熊本地震で全壊しました。
そして3月3日 公開されたのが、7年の時を経て、元の姿に再建された楼門の姿です。

屋根に施された真新しい銅板葺き(どうばんぶき)が輝き、倒壊した建物の中から取り出された「阿蘇神社」の額も取り付けられています。

完成は今年12月ですが、本体工事がほぼ終わり、3月末から楼門を囲っている作業用の素屋根(すやね)が解体されることからの公開となりました。

阿蘇神社 阿蘇惟邑 宮司「皆さまの思いのこもった新しい楼門を多くの皆さま方にお越しいただきご覧いただければ幸いでございます」
3月5日から12日までは一般の見学会も開催されます。
*楼門・・・・・下層に屋根のない門。下層にも屋根があるものを二重門と呼ぶ。
*銅板葺き・・・屋根材として銅板を使った金属の屋根。現在ではほとんど見かけない。