先日1月7日、全国高校ラグビー・花園で東福岡高校が優勝しました。
その主力メンバーの1人は実は熊本出身。3年間、新幹線通学を続けた努力家の姿を追いました。
高校ラグビー日本一を決める決勝戦。
この試合で躍動したのが…
玉名市出身のウイング、上嶋 友也(うえしま ともや)選手(3年)です。決勝で3トライをあげ、報徳学園(兵庫)に41対10と快勝。東福岡の6年ぶり7度目の優勝に貢献しました。
上嶋 選手「最後の花園という大会で日本一になれた時は最高の気持ちでした」

高校ラグビーで最高の結果を残した上嶋選手(大会最多8トライ)。
ラグビー人生の原点は熊本です。

4歳で、地元玉名のラグビースクールで競技を始め、玉名中学時代には熊本選抜のメンバーに。
そして、高校では全国屈指の強豪、東福岡でプレーすることを決めました。

上嶋選手「小学校の時に見た東福岡の試合で、その時全国優勝していて自分もこの一員になって試合に出たいと思ったからです」

熊本の中学生が、どのように日本一にまで上り詰めたのか。東福岡高校を訪ねました。
放課後の練習は午後7時までのおよそ2時間半。
「グラウンドでは歩かない」をモットーに短い時間で集中するスタイルです。

福岡県外出身の選手も多いため寮もありますが、上嶋選手は玉名市の自宅から新幹線で通学しています。

上嶋選手「自分はのびのびする方が好きなので、家の方が自由にできて過ごしやすと思って」

ただ毎朝5時前に起きての通学は大変だったようです。
上嶋選手「睡眠時間も短くなる時もあったので、朝起きるのがきつかったです。帰りは結構寝過ごした事もあります」

--どのくらいのペースで?
上嶋選手「月1くらいで…」

それでも、日本一を目指して日々、朝練習に参加しウエイトトレーニングで自らを鍛え続けました。

上嶋選手「やっぱりきつかったけど日本一になるためにウェイトは欠かせないモノだと思っていたので集中してやっていました」

チームメートも上嶋選手の努力を見ていました。
チームメート「朝一番早くにきて、誰よりも頑張っていました」

チームメート「食事面でも学校生活でも筋トレでも、何事にもストイックな彼だからこそ、このフィジカルが出来上がったのかなと」

こうして高校日本一に輝いた上嶋選手。
卒業後は、関西の強豪・同志社大学に進学します。
上嶋選手「しっかりウエイトトレーニングをして、フィジカルも自分のレベルも上げて、大学選手権という全国大会に出たいと思います」

玉名から高校日本一に。そして次は大学日本一を目指します。









