皮ごと生で食べられるキンカンの出荷が、熊本県山鹿市で最盛期を迎えています。
山鹿市鹿央町にある廣瀬 洋一(ひろせ よういち)さんのハウスでは、丸々と育ったキンカンの収穫作業が進められています。

県内一の生産量を誇る山鹿地域では、このキンカンを「夢小町(ゆめこまち)」というブランド名で出荷していて、味の良さや見た目の美しさから東京や京都の料亭からも注文が入るということです。

ハウスで育てられる夢小町は、完熟するまで木に実らせて収穫するため皮が薄く、糖度が高いのが特長です。
今年の出来は、天候に恵まれ例年以上に大きく、糖度は18度程度と甘さも十分だということです。
山鹿地域での収穫は3月上旬まで続き、およそ28トンの出荷が見込まれていて、県内の物産館や百貨店で販売されます。
