最後の熊本藩主の妻、峯君(みねぎみ)にスポットをあてた展覧会が熊本市の美術館で開かれています。

熊本県立美術館本館では、細川家十三代当主で最後の熊本藩主・細川 韶邦(ほそかわ よしくに)の妻・峯君の婚礼を記録した古文書など約50点が展示されています。

これは1862年に峯君が韶邦にあてたとされる手紙です。混沌とする幕末の社会情勢について不安が記されていて、峯君が自分の考えを持った意志の強い人物だったことを彷彿とさせる内容になっています。

ほかにも嫁入りの際に婚礼祝いとして孝明天皇から賜った文机や、細川家が用意した両家の家紋があしらわれた豪華な硯箱なども見ることができます。

峯君の足跡を辿る展覧会は、3月19日まで開かれています。