「財政破綻はしない。でも、影響は出る」
二つ目の論点として挙げたのは、中心部のまちづくりです。
市内の一等地に、収益を生み出さない庁舎が2棟建つ計画。費用対効果の面でも、まちの活性化という観点からも、「本当に得策なのかどうか」という疑問は拭えない、と幸山氏は言います。

また、財政への影響については、こう明言します。
「夕張市のように破綻するとは思わない。この熊本市ぐらいの財政規模であれば、巨額とはいえ実行はできる。でも、ほかの事業に影響が出ることは間違いない。環境や福祉、教育、そういうところに影響が出てくることは避けられないと思っています。」
限られた財源をどう使うか、優先順位をどう決めるか。市庁舎建て替えを進めることは、将来にわたって一定の財政を固定させることを意味します。
「無尽蔵にお金が増えるわけじゃない。どこに影響が出るのかを、正面から議論しなければいけない。今、出されている財政の見通しは、私はとても甘いと思っています。」









