5日の夜、熊本市で熊本商工会議所と熊本経済同友会の新年祝賀会が開かれました。

物価高などが家計を圧迫する中で企業のトップの皆さんに聞きました!
「今年は賃金アップしますか?」
県内企業経営者400人が顔をそろえた祝賀会。ズバリ、賃上げについて聞いてみました。

鶴屋百貨店 久我 彰登 会長
「鶴屋としては当面今年は現状維持になろうかと思います。この3年間のコロナで相当痛んでいます。ですからまずは企業としての体力を回復するのが先にきて、そしてその後に賃上げというような順番になっていくのではと思います」

小売りや対面業種など新型コロナのダメージから早期の賃上げは難しいという業種がある一方、政府の要請などを踏まえ賃上げに前向きな企業も。

平田機工 平田 雄一郎 社長
「昨年が4%賃金上昇していますので、その4%をベースとして上げていきたいなと思っています」

シアーズホーム 丸本 文紀 社長
「経営っていうのは若干きつい時があっても上げないとダメ何ですよ。日本経済が良くならない。今年は(賃金)5%上げたいなと」

肥後銀行 笠原 慶久 頭取
「3%程度はベースアップをしていかないとインフレに追い付かない。それに定昇して5%程度はあげていくことが大事なんじゃないかと」

そして今年、県内の経済浮揚に向け経営者が口を揃えて「期待している」と答えたのが台湾の半導体大手TSMCの進出でした。
熊本商工会議所 久我 彰登 会頭
「千載一遇のチャンスになってくるのではと思います」
熊本経済同友会 笠原 慶久 代表幹事
「大きなチャンスをものにして持続的な好循環を達成できるように頑張らなければいけない1年かなと」