熊本市民の台所として知られる田崎(たさき)市場で今年最後のせりが行われました。

熊本市西区にある田崎市場では、朝5時から威勢のいい掛け声とともにホイッスルの音が響きわたりました。

魚介類のせり場では、縁起物のタイをはじめ、正月用の食材として需要のあるブリやマグロも並び、集まった仲買業者は「せり盆(ぼん)」と呼ばれる小さな板に金額を素早く書き込んで、お目当ての魚を次々と競り落としていました。

市場関係者によりますと、今年はブリの入荷が例年より3割ほど少ないということで、地球温暖化などの影響で2年ほど前から稚魚が育たなかったことが要因とみられています。
田崎市場の初せりは、年明け5日に行われます。