祝箸のエトセトラ
祝箸のポイントは、「折れにくいこと」「縁起がいいこと」「清めの意味があること」。
一般的には、丈夫かつ神聖な木とされる「柳」を素材として、長さは末広がりの意味を込めて縁起の良い「八」にちなんだ八寸(約24㎝)に作られます。
祝箸の特徴的なこの形状は「太箸(たいばし)」「俵箸」「はらみ箸」などと呼ばれ、五穀豊穣や子孫繁栄の象徴とされているということです。
「祝箸は、単なる正月用品以上に、日本人の信仰や作法、暮らしの変化が映し出されるもの。意味を知って使うと、新年の食卓が少し特別なものになると思います」と森本さんは話します。
箸は、人と神様の「かけはし」。様々な縁起物が詰まったお節料理を祝箸で味わうことで、ありがたさも、美味しさも、一層感じやすくなるかもしれません。












