熊本都市バスの営業所で当時、副所長をしていた男性が、運賃箱の現金など約630万円を着服し、懲戒解雇されました。

懲戒解雇されたのは、熊本都市バス小峯営業所の副所長だった40代の男性です。

熊本都市バスによりますと、副所長は今年1月から10月にかけて、約100回にわたり、バスの運賃やICカードのチャージ金など合わせて約630万円を着服したということです。

運行を終えたバスの運賃箱は営業所で1か所に集められ、翌日精算されますが、副所長は精算の際に現金を抜き出していました。

10月、営業所の防犯カメラに副所長の不審な行動が映っていたため、着服が明らかになりました。

副所長は「生活費や遊興費に使った」と話していて、全額を返済したということです。

熊本都市バスは「収入データと運賃箱の現金の照合を徹底し、再発防止に努める」としています。