今年8月の記録的な大雨から3か月が経ちました。甚大な被害が出た熊本県八代市では、今も避難所で生活を続けている人たちがいます。
八代市の避難所「千丁コミュニティセンター」では、8月11日の開設直後は25世帯70人ほどが身を寄せていましたが、徐々に生活再建を果たし、今残っているのは5世帯5人です。※2025年11月12日時点

西本憲治さん「希望がだんだんなくなってきてる」
8月の大雨で大量の土砂が流れ込んだ八代市興善寺町で暮らしていた西本憲治さんです。
「地獄を過ぎていた。地獄よりもひどい状態に感じた」
自宅は床上160cmほどまで浸水し、住める状況ではありません。

妻が病気で介助が必要なため、息子の自宅の近くで新たな住まいを探していますが、希望する広さの部屋が見つからず、避難所生活は3か月を過ぎました。
「生活スペースがなくなるということがこんなに辛いと思わなかった」
食事は毎日3食、弁当が支給されますが、なかなか箸が進まないといいます。









