「球磨焼酎」の蔵元が、ウイスキー事業に参入です。
熊本県人吉市の高橋酒造は、廃校した小学校を「田野蒸留所」として再生し、ウイスキー造りを始めます。

10月16日の開所式には関係者約100人が出席し、高橋酒造の高橋光宏社長が「本格焼酎の市場が縮小傾向にある中、何を守り何を新しく生み出すのか、その答えがウイスキー造りへの挑戦」と挨拶しました。

田野蒸留所は11年前に廃校となった旧田野小学校を増改築したもので、年間14.5万リットルの生産を見込んでいます。
高橋酒造は、焼酎造りで磨き上げた発酵・蒸留技術を活かし、世界市場で勝負できるジャパニーズウイスキーを造りたいとしています。
高橋酒造 高橋光宏社長「地域に愛される酒、自慢して頂けるようなウイスキーにしたい」
なお、10月16日振る舞われたのは田野蒸留所で約半年熟成させた若い原酒、ニューボーンウイスキー。これからじっくり熟成させ、3年後にウイスキーとしての販売を目指しています。
