単独出場チーム数の減少が続いている、花園予選。その流れに逆行するチームがいます。20年ぶりに公式戦単独出場を果たした、熊本県の「玉名高校ラグビー部」です。

一度は部員減少で休部に追い込まれた部活動が、どのように復活にたどり着いたのでしょうか?
2006年に休部 20年越しの光景
6月14日、熊本県民総合運動公園で行われた高校7人制ラグビーの熊本県予選。
赤と白ユニフォームでグラウンドを駆けまわる、玉名高校ラグビー部の姿がありました。

玉名高校ラグビー部 仲山延男監督(58)「玉高が玉高のジャージを着てグラウンドに立てたこと、素晴らしいゲームをしたこと、これが嬉しい」
西崎輝百主将(3年)「ラグビー部は、絶対もっと強くなって勝ってくれると信じているので、これからも頑張ってください」
玉名高校ラグビー部は2006年に部員減少のため休部しましたが、2025年4月に、部として復活しました。部員は合わせて14人。あと1人で15人制に出場できます。
内訳は3年生1人、2年生2人、1年生11人です。

部員14人のうち、2020年に誕生した「玉名高校附属中学校」のラグビー部出身者は8人。中学から地元・玉名でラグビーを始めそのまま玉名高校でラグビーを続けるという流れができたことで、部の復活に繋がりました。
仲山監督「附属中学校の方にラグビー部を作ってもらって、その子たちが玉名高校に行くので、すぐに作ってもらえなくても、その子たちが上がっていった時に何か動きが起きるのではと信じながらやっていた」