熊本県議会議員が公費で宿泊をする際にコロナ禍の旅行支援事業を利用していた問題で、市民団体が県議会に調査などを行うように申し入れました。

申し入れたのは、市民団体「いのちとくらし・平和を守る熊本ネットワーク」です。

この問題は、増永慎一郎(ますなが しんちろう)県議がコロナ禍の2021年10月から翌年12月の17回、県議会開会中の宿泊について公費の支給を受けながら、旅行支援事業も利用して約9万円の利益を得たものです。

増永慎一郎 県議

すでに増永県議はクーポン代の返還などをしましたが、市民団体は申し入れで、すべての県議に対し同様の重複受給の有無などを調べるように求めました。

一方、県議会事務局は終了後、RKKの取材に対し「他の議員から重複受給の申し出がない」として、現時点で調査について否定的な考えを示しました。