JR九州が毎年開催している「九州駅弁グランプリ」が発表されました。

「第15回九州駅弁グランプリ」には、九州各県から厳選された48種類がエントリーしました。

一般投票で決勝にコマを進めたのは、佐賀県産和牛をたっぷり使った弁当や、長崎の「角煮めし」、そして熊本からは人吉駅「栗めし」など人気上位の10種類。

そして3月3日、特別審査員5人による審査の結果グランプリを掴んだのは…?

「『百年の旅物語 かれい川』です」

鹿児島県・嘉例川(かれいがわ)駅の駅弁が受賞。「栗めし」は惜しくもグランプリは逃しましたが、優秀賞を獲得しました。

優秀賞「栗めし」の歴史

「栗めし」は昭和40年から販売されているロングセラー。地元産にこだわった米とほっくりと甘いクリが特徴です。

2020年の豪雨災害で肥薩線が不通となってからは販売個数も3分の1程度に減りましたが、地元の人や駅弁ファンからの根強い人気は変わりません。

堀内はるみさん 植萱京子さん「大きなクリが5つ入っています。末永く味を伝えていきたい」

「栗めし」は現在、人吉駅前や博多駅、熊本駅、九州自動車道の宮原SAなどで販売しています。