陸上自衛隊西部方面隊の創隊69周年記念行事が熊本市で開かれ、戦車などが行進しました。

1955年度に誕生した西部方面隊は、地域住民への理解を得ようと、記念行事を毎年開いています。

式典では荒井正芳(あらい まさよし)西部方面総監が、約560人の隊員に対し、緊迫化する南西諸島の情勢などを踏まえて、「強靭な西部方面隊の創造を目指す」と述べ、危機感を持って訓練を積み重ねるように求めました。

その後、戦車や地対艦ミサイル誘導弾を乗せた車両など、約100台が地域住民の前を行進。

一方、観閲飛行には陸自の輸送機「オスプレイ」も初めて参加する予定でしたが、天候不良で中止となり、5機の航空機だけの飛行となりました。