味千ラーメンは熊本県内に49店舗。フランチャイズの歴史はなんと50年を超えています。ラーメン自体の魅力はもちろんですが、店舗独自のメニュー展開が可能という珍しい形態も人気の秘密。

まずうかがったのは、熊本市東区の月出(つきで)店。半個室があり、家族連れでもゆっくりとラーメンが味わえるお店です。こちらの限定メニューとは?

出てきたのは、お肉がたっぷりと乗ったボリューミーなつけ麺。
こだわりは作り方にあります。豚肉に和風だしベースの自家製のタレを入れ、中火でじっくり煮込みます。仕上げはたっぷりと肉を乗せ、ネギと紅ショウガをかけたら完成。つけダレは味千ラーメン独自のもので企業秘密。おすすめの食べ方は?

このメニューを考案した理由は「他店との差別化」だと榊田店長は言います。
その想いから生まれた肉盛りつけ麺。地域に根差した独自メニューが光っています!

続いては、2021年7月にOPENしたばかりの八代新町店。
一見、ファミリーレストランのような見た目が特徴のこちらは変わったコンセプトで営業を行っています。それが…

実はこちら、居酒屋の定番メニューも扱う珍しい店舗。店長の稲村さんは、以前、この場所でうどん店を経営していましたが、新たな挑戦がしたいと考え、ラーメンと居酒屋が合体した独自の味千ラーメンの店舗経営を始めました。

メニューの数はラーメンに負けじと40種類!定番の揚げ物からサラダまで扱う商品は多岐に渡ります。中でも人気なのは旬のシマホッケ。脂乗りがよく、みんなでシェアできるほどの大きさ。もう、ラーメン店の域を超えています!

さらに、ローストビーフや牛タンなどの肉料理も、前の店から引き継いでいます。
かつての良い部分を残した居酒屋メニューの数々。八代新町店は、今後、味千ラーメンの新たな形として浸透していきそうです。

最後は熊本市東区の空港店。味千ラーメンのフランチャイズ店舗では一番歴史の長いお店です。

切り盛りするのは2代目の松野さん。先代から店を引き継ぎ、長い間ラーメンの味を守り続けてきました。

オープンから50年。守ってきたのはラーメンだけではありません。
店の真ん中に鎮座する「おでん」!これも先代から受け継ぎました。

守り続けてきたおでんは、毎朝ダシから手作り。入れる具材は9種類。ラーメン店ではなかなか見られない光景です!

おでんは一年を通じて販売し、すべての商品が120円です。ラーメンと共に店の歴史を紡いできた「おでん」。松野さんにとって、その存在は?
松野 店長
「欠かせない脇役。ずっと守り続けます」

店舗独自でオリジナルメニューを展開する味千ラーメン。
あなたの家の近くにはどんなメニューがありますか?