外国人材を採用した企業は…

受け入れにあたり重要なことは何か、既に外国人材を採用している熊本市内の自動車学校を訪ねました。

香港出身の温詩豪(おんしごう)さん。県内初の外国人の教習指導員です。温さんは日本語・英語・中国語の3か国語で指導にあたっています。

温さん「外国の教習生が来たら、教習生の母国語で交通ルールやマーナを教える方が、教習生が(外国の方が)安心だと思う」

アジア圏の外国人から免許を取りたいという問い合わせが増加したことを受け、温さんを採用しました。

くまもとKDSグループ 永田佳子代表「母国語をしゃべる方をスタッフとしていったらこのマーケットも参入できるのではないかと」

現在、温さん含めて外国人のスタッフは5人いて、8か国語に対応しています。

外国人スタッフの力もあり、2019年は25人だった外国人の教習生が、今年9月末時点で200人以上まで増加しました。

外国人を受け入れる上で重要なのは外国人と日本人との壁をなくし、接点をどれだけ持たせることができるかだと言います。

永田代表「職場がウェルカムの雰囲気がないと、彼らも質問したくてもできないということもあるので、私にとっては本当に来ていただいているという感じです。彼らがいないと成り立たない」