来週はいよいよ師走。年末の贈答用や正月料理として人気のカラスミ作りが最盛期を迎えています。

カラスミはボラの卵を塩漬けにして乾燥させたもので、江戸時代に長崎から伝わったといわれています。
熊本県天草市牛深町の水産加工場の屋上には、たくさんのカラスミが天日干しされています。卵の袋が破れると品質や価格に影響するため、一つ一つ丁寧に形を整えながら作業をします。

天日干しの作業は冷たい北風が吹き始めた頃が自然乾燥に適していますが、今年は気温の高い日が続いたため、取り掛かるのが1か月ほど遅くなったということです。
約1か月後にはツヤのある濃い山吹色をしたカラスミが出来上がり、年内には2000本ほどを作って主に関西や関東などに出荷します。









