多言語を操る「姫」熊本城でおもてなし

熊本城を訪れた外国人を前に流ちょうな英語を披露するのは、『熊本城おもてなし武将隊』の一員で加藤清正の娘・八十姫(やそひめ)です。戦国の世から現代によみがえり、観光客をもてなしています。

熊本城おもてなし武将隊 八十姫(英語で)「私たちが『こんにちは』と言ったら、『こんにちは』と返してください」

八十姫は、英語が堪能なだけではありません。

八十姫(中国語で)「皆さん、城彩苑へようこそ!我々は、『熊本城おもてなし武将隊』です」
八十姫(韓国語で)「京畿道(キョンキド)からお越しですか、私は先週初めてソウルに行って参りました」

八十姫「お客様とコミュニケーションがとれるのは英語と韓国語と中国語が少し。インバウンドの方がいっぱいいらっしゃってまするので、そういう方に日本のことを楽しんでもらっていろいろ知っていただくには外国語かなと」

外国人観光客をもてなす八十姫

八十姫が生きていたのは江戸時代。当時から多言語を使いこなしていたのでしょうか?

八十姫「まったくでござりまするな。少し武器が使えるとか、いい母・いい妻になることの方が当時は大切でございますので、外国語を勉強することはござりませんでした」