お茶碗一杯「30円」新米は本当に“高い”のか?

消費者にはまだまだ重く感じるコメの価格。スーパーのコメ売り場でも、買い物客が価格とにらめっこ。さまざまな工夫で乗り切っているようです。
買い物客「麺類を食べるようにしています。パスタとか」「私だけ(ご飯を)少なめに食べるようにしています」
一方、コメの生産の現場ではこの高値をどう捉えているのでしょうか。
米農家 立石翼さん(40)「(価格が上がっているのは)我々農家としては嬉しいことであって、やっと当たり前の米の値段に戻ったという認識を持っています」

JAによりますと、肥料代の高騰などで、1俵(60キロ)あたりにかかる経費もこれまでより4000円から5000円程度上がっています。
一方で、現在の価格でも、お茶碗一杯に換算すると約30円ほど。阿蘇市の米農家・立石翼(たていし つばさ)さんは「消費者には、経費の高騰や後継者不足など、農家の現状も踏まえて冷静に判断してほしい」と話しています。
立石さん「生産者もひっぱくしていますので、その辺を踏まえて食卓を囲んでいただいて、毎日の“いただきます”につなげてもらいたいと思います」










