新米のおいしい季節になりましたよね。新米の流通で少しずつ米不足は解消傾向にありますが、価格は高止まりしています。その背景を取材しました。

新米の高値 なぜ続く?

“棚からコメが消えた!”

あの騒動から約2か月。当時取材した熊本市内の米店を再び訪ねると、新米の入荷で徐々に流通も回復しつつあるようです。

亀山麻衣アナウンサー「以前は、店頭から消えてしまっていた米ですが、今では新米がズラリと並んでいます。ですが、値段は依然高いままです」

この米店では熊本県産のヒノヒカリ5キロを2950円で販売。去年の同じ時期と比べて850円高くなっています。

新米の流通が始まったにも関わらず、高値が続いているのは何故なのでしょうか。

ふじき本店 藤木明常務「今度の春あたりから(米が)足りなくなるのではないかと業者さんたちが思っているので、値段が強気(=価格を下げない状況)になっています」

加えてコロナ禍が収束した後、米の需要が急増しましたが、生産が追い付いていない現状がいまも続いているということです。