熊本県内で、今年初めての「レプトスピラ症」の患者が確認されました。熊本での患者発生は2006年以降、3件目です。
レプトスピラ症に感染したのは、宇城市に住む70代の農業の男性です。
県によりますと、男性は9月中旬ごろ、水路の近くで草刈りをし、その後、9月27日に倦怠感があり医療機関で受診しました。その後も不眠や食欲不振がみられ、10月1日に入院し、10月24日にレプトスピラ症と診断されました。
男性は現在も入院していますが、回復に向かっているということです。
レプトスピラ症は、病原性レプトスピラを持つネズミなどの動物の尿に汚染された水や土壌から感染するもので、発熱や頭痛、結膜充血や黄疸、腎障害といった症状を引き起こす恐れがあります。
そのため県は、川や水路などの水辺で作業をする場合は、けがをしないよう対策し、傷口がある場合は水に触れないよう注意を呼びかけています。









