珍しい!ピーマン狩りでおいしさ再発見
熊本市内から車で1時間半ほど、錦町にある『モエ・アグリファーム』では、年間で30種類以上のオーガニック野菜を栽培しています。 ここで、今年から始めたばかりの収穫体験とは?
モエ・アグリファーム 越替誠さん「ここはピーマンの畑になります」
田中リポーター「ピーマン!ということは、ここで体験できるのはピーマン狩り?」
越替さん「そうです」
田中リポーター「ピーマン狩りができるって初めて聞きましたね」
越替さん「そうですね」

夏野菜として知られるピーマンですが、こちらでは10月初めごろまで、珍しいピーマン狩りが体験できます。
越替さん「ピーマンがどのように実をつけるのか、わからない子たちも多い。そういう子たちに向けて、食育の一環といいますか、出荷までの流れというのも一通り伝えられたらなと」
ピーマン狩りは予約制で、個人でもグループでも楽しめます。 所要時間は約60分。料金は700円で1キロほど入る袋いっぱいに摘み取って持ち帰ることができます。
とれたてピーマンは「甘い」!

田中リポーター「例えば畑で食べるってことはできるんですか?」
越替さん「できます、できます」
田中リポーター「(生でかじる)甘い!甘い!苦味は全然ないです。中がしっかり入っている感じがしますよね、ワタっていうんですかねこれ。これも食べても全然苦味もないですね」
ピーマン狩りに来た子供たちも生で食べていたというピーマン。 質問すればプロならではの美味しい食べ方も教えてくれますよ。
今回特別に作ってもらったのが、醤油で煮た「ピーマンの煮びたし」。

田中リポーター「うわっ、ちょっと待って。丸のまま?」
モエ・アグリファーム 日隠直子さん「はい、いってください」
田中リポーター「ヘタまで付いてるから、ほら。(試食)うま~い!とろとろ。中のワタも、ヘタも全部そのままってことでしょう?」
日隠さん「何もしてないです」
田中リポーター「すごくお出汁をしっかり吸ってますよね」
日隠さん「そうですね。ちょっと包丁で切れ目を入れて煮るだけなんですよ」
作り方は、合わせ調味料(醤油・酒・みりん・砂糖)を入れ、落し蓋をして10分ほど煮込むだけ。
甘みがあるピーマンなので、塩胡椒と醤油で炒めるだけでも、食卓を飾る一品になりますよ。
田中リポーター「自然の恵みを感じられて、味わえて。もう本当最高の体験ですね」
日隠さん「ぜひ皆さんに、楽しい思い出を作っていただければと思います」
田中リポーター「いいと思います!」
自分の手で収穫した新鮮なを果物や野菜を食べられるのは、旬ならではの体験です。子どもたちにとっては、食べ物のおいしさに気づき、苦手を克服するきっかけになるかもしれません。
休日は家族で思う存分、“食欲の秋”を堪能してみては?