産山村で小型飛行機が墜落し50代の男性が重傷を負った事故の墜落までの状況が明らかになってきました。
きのう8月28日、午後1時ごろ産山村で小型機が離陸直後に墜落して炎上し、1人で操縦していた八代市の57歳の男性が足や顔の骨を折るなどの重傷です。

フライト時、男性と無線でやり取りをしていた機体の所有者が離陸時の状況を説明しました。

機体の所有者
「失速する形で上空に上がって、無線で言ったんです『パワー入れろ、アップしろ』パニック状態になっていたんじゃないか」


こちらは墜落した小型機の写真。所有者によりますとこの小型機は150メートルほどの高さをおよそ20分飛行できるもので、離陸する前に確認した際は機体に問題はなかったということです。


機体の所有者
「一番最初にエンジン掛けて5メートルぐらい上がった。これはいいなと思って(男性に)渡した」

今回の事故を受け8月29日 午後、国の運輸安全委員会が現地入りしました。
操縦していた男性は10年以上のフライト経験がありましたが、ここ半年は乗っていなかったということで運輸安全委員会は男性の回復を待って話を聞くなどし事故の状況をまとめることにしています。
