岸田総理が9月に予定されている自民党の総裁選に立候補しない意向を表明しました。支持率が低迷する中でのこの判断について、熊本県民からは厳しい声が相次ぎました。

岸田文雄 総理大臣「所属議員が起こした重大な事態について、組織の長として、責任を取ることにいささかの躊躇もありません」

岸田総理が退陣の理由に挙げた自民党派閥の裏金などの問題。

岸田総理はこの問題の説明の場として、各地で車座集会を開くことを決め、自身が出席する最初の場所として今年4月、熊本を選びました。

しかし参加者からは厳しい声が上がりました。

参加者「自民党派閥が招いた政治不信について、多くの国民の怒りは今沸点に達している」

その後も内閣支持率は低迷が続き、きょうの不出馬表明に至りました。

中心部では号外 市民の声は?

熊本市の中心部では号外が配られました。

40代男性「(自民党総裁が)代わってもあまり変わらないんじゃないかな」
20代男性「あまり何もやれずに終わったのかなという感想です」

一方、自民党県連の松田三郎(まつだ さぶろう)幹事長はRKKの取材に「TSMCの進出を受け、インフラ整備のための交付金創設など各段の支援を頂いていたのでショックだ」とコメントしました。