側道からの合流 ウインカーはどっち?

向かったのは熊本市中央区渡鹿の側道から産業道路に交わるこの場所です。側道から来た車は熊本市街地方向にしか進めません。

この時、ドライバーが出すウインカーの方向がバラバラでした。

記者「30分で50台の車がここを通りましたが、そのうち34台が右にウインカーを出していました」

右か左か。どちらが正しいのでしょうか。

中園 課長補佐「ウインカーは左ウインカーになります。産業道路に対して横に側道が走っていますけれども、ここに一時停止がかかっています」

ここには一時停止の標識が。つまり「交差点」なんです。

側道と産業道路は「丁字路交差点」という扱いになります。したがって、ここでは車が曲がりたい方向「左」にウインカーを出さなければなりません。

しかし、実際に運転してみると…

記者「走行車線と産業道路が平行になっているので、ここは合流と勘違いしやすいかもしれません」

この交差点を産業道路への合流、「車線変更」と勘違いし、産業道路の走行車へ知らせるために、右ウインカーを出す車が続出しているようです。

一方で、熊本市東区にある熊本インターチェンジの出口には一時停止の標識がありません。

なので、ここは交差点ではなく、国道57号への「合流」なので「右ウインカー」が正解です。

中園 課長補佐「合流用の付加車線というのが結構な距離設けられていますので、この場合は進路変更に当たるので、右ウインカーになります」

ウインカーはあくまで自分の「後続車」に対して曲がる方向を伝えるもの。

後続車に誤解を与えないためにも、警察は正しいウインカーの使用を呼びかけています。