閉店に「待った!」 弟子入り親子の新たなスタート
その矢先「この味と店を受け継ぎたい」と名乗り出たのが、熊本市出身の吉村さん親子です。今月から店に入り、味を学んでいます。
父・吉村浩二さん「去年だったかな。渡邊さんが『もう辞める』と言うから、『ちょっと待ってくれ』って。『私が店をする』と言った」

ーーお料理のお仕事とかは?
息子・未来さん「いえ、全く素人です」
店を継承するにあたり渡邊さんから出された条件が「店の名前を残すこと」と「名物のちゃんぽんの味をそのまま受け継ぐこと」でした。
未来さん「渡邊さんに見てもらいながら、ちゃんぽんの守るべき基礎の部分をしっかり教えてもらって、頑張って作っています」

南阿蘇鉄道の全線再開を見届け、この春から生まれ変わろうとする人気店。これからも愛された味はそのままで、観光客を出迎えます。
渡邊さん「店の売りは売りで守ってもらって、自分たちのオススメをどんどんやって、新しいお店にしていけばいいんですよね」

未来さん「今まで来ていただいた方や、またこれから新しく来てくださるお客さんたちが『今までと変わらないね』とか、『もっと良くなったね』とか言われるようなお店に頑張ってしていきたい」
