■ 「非日常」を楽しんで思い出に残る旅を
末次さん「出張シェフ。うちの宿は1組限定の宿泊施設ですので、その1組に対してシェフがここに来て料理を作って、ここでいただく。貸し切りレストランのような形」

この日、出張シェフとしてやってきたのは井本 慶太(いもと けいた)さん。熊本市北区でお店を構えるイタリア料理人です。

イタリア料理 KEITA 井本慶太さん
「たらればも考えたりするので、苦手なものとか急にアレルギーになったりとか、年配の方がいらっしゃっても合わせられるようなメニューにしたりとか、実際にお客様に『メニューこれです』と出すことはほとんどない」

井本さん
「トルタサラータといって、チーズの塩ケーキです」
イタリアで修行した井本さんが作る本場の料理、使用する食材にもこだわりがあります。

末次さん
「シェフには地元の食材を使ってもらって」
時期に合わせた旬な食材を使って、宿オリジナルのメニューを提供しています。

この日は、シェフと宿を貸し切って女子会がスタート。

井本さん
「これは生ハムスライサー。食べる直前にスライスして。蒸発すると塩分濃度が上がるのでパサつきも出るし」

利用者
「旬の食材で、グレープフルーツとカツオの組み合わせがすごく美味しかった」
「他にお客さんがいないというのが、本当にリラックスできる」
「気を抜くことができる。何しゃべってもいいし」
「出張シェフ」として他にもさまざまな料理人が参加しています。
創作家庭料理人の相藤 春陽(あいとう はるひ)さんは…

創作家庭料理 HARU lab. 相藤春陽さん
「よろこばれますね、とっても。家族でゆっくり自宅にいるような感じで、お酒を飲んだとしても帰る必要もなく」

相藤さん
「料理を提供する時に、水俣のですよ、天草のですよ、と言葉を添えながらお出しするので、みなさんから『こういう食材も熊本にあるんだ』というお声をいただいています」
企画した末次さんが目指すのは「熊本の魅力を伝える事」
末次さん
「アイデアを形にするのが、私の1番の得意分野であり好きなことなので」
他にもさまざまな企画に挑戦しています。末次さんの妻 彩良(さいら)さんの経験を活かした宿泊型の陶芸体験も。

末次さん
「陶芸は、天草陶石など いろんな素材が熊本に点在していますので、陶器を作るというのも その土地の魅力かなと」

他にも熊本のグルメや観光スポットの情報を知ることができるトランプも創作しています。

末次さん
「熊本のリソース、人や事柄・店舗とか そういったものをうまく繋げて、いろんなサービスに変えて熊本の良さを味わって『記憶に残る旅体験』をしてもらいたい」
