■ イタリアンに欠かせないバジル
原田 社長「生鮮野菜がその当時あんまり売れなくて、熊本の阿蘇っていうのが九州の真ん中にあって、例えば鹿児島から遊びに来たお客様が熊本で遊んで福岡に行ったりするから 通過点になるんですよね。阿蘇独自の加工品にできないかと思って始めた」

そして12年前に誕生したのが、年間 3万瓶売れるという看板商品「阿蘇バジルペースト」

商品に選んだ決め手は、勉強で訪れたヨーロッパでの夕食でした。
原田 社長
「バジルペーストが出てきた料理があって。感動して、こういうの作れたらおいしいのになと思って」
収穫したバジルは、社内ですぐに加工していきます。もちろん、バジル以外の材料にもこだわります。辛みが強いエキストラバージンオリーブオイルに、使うと味に深みがでるという松の実やニンニク・チーズなど他の材料と共にむらがないように混ぜ、完成したのがバジルペースト。
スライストマトにかけるだけで、手軽に「イタリア気分」を味わえる一品の完成です。

さらに、これからの季節にピッタリ!そうめんにかけて、冷製「カッペリーニ」風にするのもオススメだそうです。

ちなみにバジルペーストは、この道8年の吉井さんが 「ほぼ 1人」で作っています。

原田 社長
「加工品は1年中同じ味を出さないといけないので、吉井さんがいないとこのバジルペーストはできないですね。もう『吉井ペースト』と言ってもいいんじゃないですか?」
そんな吉井さんのイチオシな食べ方が「アサリの酒蒸し」アサリを火にかけ、開いたらバジルペーストを絡めるだけ。

吉井 直美 工場長
「お酒が大好きなので、お酒のおつまみとしては最高ですね」
旬のバジルの旨みがたっぷりで、アレンジも自由自在。かけるだけでワンランク上の料理が楽しめそうです

原田 社長
「ご家庭にお醤油と同じようにですね、バジルペーストがどの家庭にも置いてあるようになれば良いなと思います」