博多どんたくは新型コロナの影響による2年間の中止や去年の縮小開催を経て、4年ぶりに元の姿に戻りました。主催者は新型コロナが流行する前とほぼ同じ「200万人」の人出を見込んでいます。
◆マスクの着用は個人の判断

福岡市内29か所に設けた演舞台では、2日間で577団体、6000人ほどが、歌や踊りなどを披露します。また、午後のパレードは、2日間で去年の約2倍の1万6000人あまりが参加する予定で、コロナ禍前の8割まで戻りました。去年は、市民や観光客に観覧を控えるよう呼びかけたパレード会場の明治通り沿いも、多くの見物客で埋まりました。マスクの着用は個人の判断に委ねられ、口元まで笑顔を見せてパレードを満喫する出演者や観客の姿も見られました。
◆200万人の人出を見込む

事務局長として忙しく走り回った出水泰輔さんは「市民を代表して喜ばしい」と話し、初日のにぎわいに手応えを感じたようです。新年を祝う伝統行事「博多松囃子」をルーツとし、明治維新や戦争による中断がありながらも、市民の祭りに姿を変えて続けられてきた博多どんたく。新型コロナという予期せぬ形での中断を経て、4年ぶりに通常開催となりました。初日の3日は主催者発表で100万人の人出。振興会は2日間でコロナ禍の前とほぼ同じ200万人の人出を見込んでいて、万全の態勢で運営にあたることにしています。







