九州電力は28日、昨年度の連結決算を発表しました。原発の稼働減少や燃料調達費用の増加が響き、経常損益が866億円の損失となりました。
◆経常損益866億円の赤字

九州電力の昨年度の連結決算は、電気料金の販売単価の上昇などの影響で、売上高が前年比27.4%増の2兆2213億円となり、過去最高を記録しました。

一方で、原発の稼働減少やそれを補うための火力発電用の燃料費高騰によるコストの増大が響き、経常損益は約866億円の赤字に転落しました。赤字となるのは8期ぶりです。この影響で、2022年度の期末配当は「見送る」としています。
◆優先株式を発行し2000億円の資金調達へ
また、財務基盤を安定させ成長に向けた投資を行うために、今年8月に優先株式を発行し2000億円の資金調達を行う方針も明らかにしました。池辺社長は顧客情報の不正閲覧について改めて謝罪し、役員報酬の減額を発表しています。

池辺社長「不適切な行為であると大変重く受け止めており、深くお詫び申し上げます。全社員一丸となって、再発防止に取り組んで参ります」







