予約表はキャンセルの山…人吉の看板レジャー

熊本市中心部から車で約1時間半、県南東部の人吉市です。

震度5弱を観測しました。

この町を東西に貫く球磨川を木造の船で下る「球磨川くだり」は人吉を代表する観光スポットです。

しかし今、その船はほとんど動いていません。

球磨川くだり ツアーデスク 今田彩心さん
「地震の後から8割方お客様のキャンセルが出まして、もう予約は全部なくなったっていう感じではありますね」

こちらが、地震の後の予約表。

丸で囲まれているのがキャンセルになった予約です。

遊覧船とラフティングあわせて、キャンセル数は50組から60組に上りました。

多いときには1日100人以上が訪れますが、18日に訪れた客はわずか4、5人にとどまりました。

キャンセルの多くが県外からの観光客でした。

球磨川くだり ツアーデスク 今田彩心さん
「県北の福岡とか大分とかですね。余震が続いていたので、そこら辺の不安もあるのと、高速道路が通ってないので下道を行くのがちょっと不安っていう」

人吉市では大きな被害を免れましたが、それでも、「熊本」というだけで客足が遠のいたといいます。

8月14日、九州自動道の通行止めが解除されると、県外ナンバーの車がようやく戻り始めました。

球磨川くだり 船頭 豊原彰さん
「観光業はレジャーなので、疲れた人たち、災害とかで片付けとかで疲れた人たちがですね、ちょっとでも癒やせればというような場所になってほしいなと思ってるので、同じ熊本県で被害が少なかったところなので、一緒にそういうところで盛り上げていけたら」

「やることない」静まり返る海水浴場

熊本県の最も南に位置する水俣市です。

RKB 土橋奏太 記者
「湯の児温泉の隣にある海水浴場です。きれいに水が透き通っています。普段はこの両岸は家族連れでいっぱいになっているということなんですが、きょう聞こえてくるのは波の音だけです」

地震後営業を休止し、8月4日に再開した海水浴場です。

8月は連日200人以上の海水浴客で賑わうというのですが、この日は誰も泳いでいませんでした。

監視員
「がっかりというか、きのうが延べでいったら70名弱だったし、家族連れの方が入れ代わり立ち代わり泳いでいらっしゃったので、まぁまぁ仕事はあるというか。『石投げたらだめですよ』とかいろいろ言いながらウロウロ回っているんですけど、きょうは注意もなくて。浜もすごいきれいなんで、ちょっこっとだけゴミ拾ってやることがないんですよ、悲しいですけど」