福岡県は、新型コロナの「第8波」の入院者数が「第7波」のピークを上回り、過去最多となったことを明らかにしました。1週間あたりの「救急搬送困難事案」も過去最多を更新しています。
◆「第8波」は「第7波」を上回る
福岡県は、去年6月から10月までの「第7波」と去年10月から11日までの「第8波」を比較した感染状況を発表しました。「第8波」の最多の入院者数は、「第7波」のピークを850人ほど上回っていて、1週間あたりの死者の数も「第7波」を上回っています。
福岡県 牟田口徹課長「冬場になりますと、心筋梗塞、呼吸器の疾患で亡くなる方が多い傾向がある。夏場より冬場の方がやや死亡が多く出やすい」
◆救急搬送困難事案も過去最多
一方、救急隊が患者の受け入れを4回以上要請し、現場に30分以上滞在する「救急搬送困難事案」は、今月2日から8日までの1週間に福岡市で278件、北九州市で159件報告され、いずれも過去最多を更新しています。
県は高齢者などが発熱外来を受診できるように、重症化リスクの低い人はなるべく自分で検査をするよう呼びかけています。







