北部九州4県の防衛警備を担う陸上自衛隊福岡駐屯地で、20歳を迎えた隊員の成人式が開かれました。


◆「たくましい自衛官になって」
福岡県春日市の陸上自衛隊福岡駐屯地の「成人式」では、今年度に20歳を迎えた隊員27人が一人一人壇上で抱負を述べました。
伊東佳哉・福岡駐屯地司令は、中国の軍事力強化や北朝鮮の不透明な動向、ロシアのウクライナ侵攻などを例に挙げ、「わが国を取り巻く厳しい安全保障環境を踏まえ、防衛力のさらなる充実強化が推進されている」と述べました。その上で「たくましい自衛官に成長することを期待しています」と激励しました。


◆「支えてくださった皆様に感謝」「男性に負けない女性自衛官に」
鶴寿弥陸士長「20歳を迎えたことをうれしく思い、今まで支えてくださった両親をはじめ関係者の皆様に感謝し、少しでも恩返しができるよう頑張っていきたいと思います」
山田結子陸士長「仕事ができ、体力面でも男性自衛官に負けない女性自衛官になりたいと思っています」

式典に参加した隊員は、陸曹に昇級するための試験の合格を目指し、決意を新たにしていました。