福岡市天神や博多駅周辺などビジネス地区のオフィスの空室率は、先月時点で4.37%と4か月連続で低下しました。


◆平均賃料は過去最高に
オフィスの仲介大手・三鬼商事が12日発表した福岡市内のオフィスビルの空室率は、先月時点で4・37%で前の月より0.09ポイント下がりました。空室率の低下は4か月連続です。平均賃料は1坪あたり1万1416円で前の月より1円上がり、最高値を更新しています。


◆供給量の増加で今後は空室率が上昇か
福岡市の中心部では今年、ザ・リッツ・カールトン福岡が入居する「福岡大名ガーデンシティ」など新たに12棟のビルが落成予定で、オフィスの供給量が約2万6000坪増加する見込みです。一方で、成約や内定の動きが鈍いこともあり、今後の動向次第ではオフィスの空室率が上昇に転じる可能性も高まっています。