「日本一元気な街」と言われる福岡。財界トップが集まる恒例の「新年祝賀会」が5日、福岡商工会議所で開かれた。株式相場の格言では跳ねると言われるうさぎ年。福岡経済はうさぎのように跳ねるのか、そして経営者の目に2023年はどのように映っているのか展望を聞きました。

◆700人の“財界人”が集結

新年祝賀会には、福岡の財界関係者など約700人が集まりました。

谷川浩道会頭「人流が戻ったおかげで、運輸・宿泊・観光の景況感が急速に改善しつつありますけれども、その反面人手不足が深刻な問題となっています。環境の変化に対応するには経営者に思い切った事業革新が求められます、危機である今こそがチャンスであります」


◆西鉄社長「すべてが“昇り調子”に」


福岡市では今年地下鉄七隈線の延伸区間の開業や「福岡大名ガーデンシティ」の開業などが予定されています。天神地区の再開発事業を進める西日本鉄道(西鉄)の林田浩一社長が今年の一文字に選んだのは・・


西鉄・林田浩一社長「昇です。人の動きも戻ってきている。必ずや企業の調子も上り調子になる。すべてが昇っていく良い循環が今年は生まれてほしい。天神の街づくりは私たちの使命だと思う。私たち1社だけでできることはたかがしれている。いろんな人と力を合わせて良い街を作っていきたい」