裁判所「生命侵害のおそれが非常に高く、著しく危険な態様」厳しく指摘

判決を言い渡した佐賀地裁

12月17日の判決で佐賀地裁(山田直之裁判長)は犯行態様について
「下津浦被告と柳瀬さんとの体格差や柳瀬さんが高齢で介護を要する身であったことのほか、とりわけ柳瀬さんの腰付近に両足を乗せた状態で100kg以上もの強い負荷をかけ踏みつけて飛び降る暴行にまで及んでいることに鑑みると、生命侵害のおそれが非常に高く、著しく危険な態様であったといえる」
と厳しく指摘した。

この判決は全2回に分けて掲載しています。
①【事件の全貌】87歳入所者男性の暴行死 老人ホームで何が…男性の腰に両足を乗せた36歳介護士の男の「著しく危険」な犯行【判決詳報】
②なぜ36歳介護士は87歳入所者を踏み殺したのか? 老人ホーム暴行死 裁判所が「同情の余地は乏しい」と断じた理由【判決詳報】