直通運転 実現への高いハードル

地下鉄箱崎線は6両編成ですが、西鉄貝塚線は2両編成。直通運転が実現すれば、乗り換えの手間はなくなり、混雑緩和も見込めます。

しかし、福岡市都市交通協議会の委員でもある福岡大学の辰巳浩教授は一つのハードルを指摘します。

福岡大学 辰巳浩教授
「線路の幅はですね、1067ミリで同じなのでできるんですけれども、実際には貝塚線の方はホームが3両編成までしか入らないので地下鉄は6両ですからそのままでは無理ですね」

貝塚線のホームを全て6両対応にするには巨額の費用がかかります。

また、メリットについても・・・

福岡大学 辰巳浩教授
「直通運転にしてどれだけ時間短縮効果があるかっていうと、さほど大きくは実はないんですよね。というのが結局駅降りて、すぐまた次の改札口から乗って、乗り継げますもんね。そしてダイヤもある程度連絡してますので。だから乗り継ぎの時間という意味では走行までないんだけどその乗り継ぎの手間がなくなるっていうですね快適性の部分ではかなり直通運転によって向上するということが言えますよね」