医療機関は混乱のおそれ
選択肢が複雑化することで、事務手続きにも混乱が生じるおそれがあると、浦川院長は話します。

うらかわ歯科医院 浦川修 院長
「すでに今、マイナカードもスマホ搭載型であるとか10通りを超える資格確認方法が厚労省の通知にあるんですけども、しかも資格確認書、資格情報のお知らせというフォーマットも保険者によってまちまちで、全てを我々把握できていないので一つ一つ、対応に苦慮しているところは多い」
中には、こんな患者さんも。

患者「今日は使ってないです。障害医療だからマイナ保険証だけ持ってきても意味がないんで。だから、保険証は持ってるんですけど」
Q マイナ保険証だけではひもづけができていないということ?
患者「ひもづけができていないと意味がない」
現状では、障害者医療など公費負担医療の受給者証情報を、マイナ保険証と連携させるシステムは普及していないため、マイナ保険証だけでは受け付けできないケースがあります。
うらかわ歯科医院 浦川修 院長
「例えば、子供。福岡であれば子供医療証とか障害者医療証、1人親医療証といった公費医療に関しては、マイナ保険証とのひもづけがまだ十分進んでいない現状があるというところで、公費医療だと別の医療証と併用が必要だというところで、マイナ保険証一本では対応が難しいというのが、まだまだ(普及が)進んでいない理由かもしれません」
資格確認書や、従来の保険証の利用延長など、未だに暫定的な対応が多い、マイナ保険証への移行。
反対の声も根強い中、自身の状況を今一度、確認する必要がありそうです。







