物価高で農薬も高騰

古賀さんが所有する50万平方メートルの田んぼにかかる農薬の費用は、物価高の影響もあり今年は150万円に。

効率的に農薬を散布できれば負担を大幅に減らすことが期待できます。

アグリベースにいやま 古賀洋一郎 取締役
「農薬の散布はまだまだ勘に頼っているところ、経験によるところが大きいので、うまいことAIとか使いながらプラスアルファ補助的に何か出来ることがあればずいぶん楽になるかなと思います」

農研機構 九州沖縄農業研究センター 高橋仁康 グループ長
「大雨が降ると水深が上がって広い面積食べられるというのが、この数年ずっと起きています。ドローン技術で手間をかけず忙しい時期に、しかも少ない農薬でというのが今求められていると思う」

佐賀県で進む新たなスマート農業。

農研機構は今後、大手メーカーなどと連携して全国の農家にこのシステムを広げたいと話しています。