物流業界からは「運賃に転嫁せざるを得ない」との声も

一方、正社員中心の運送業界でも影響は避けられません。

福岡運輸トラック 運転手 岩橋祐二さん(44)
「1日200キロから300キロ走りますね。北九州市や熊本市、唐津や大分の方まで行くこともあります」
5年前、サービス業から転職してきたという岩橋祐二さん。
妻と共働きで3人の子供を育てています。

福岡運輸 岩橋祐二さん(44)
「自分は正社員なので関係ないのかなと思いますけど妻もアルバイトをしているので」「世帯の年収が増えるところでメリットはあると思います」「人材不足という業界なのでトラックドライバーが優遇されてくれたらと思います」「(正社員の)基本給があがると助かりますね」

パートやアルバイトの時給上昇に引っ張られる形で正社員の賃金もあげざるをえない状況が生まれています。

福岡運輸・富永泰輔 社長
「物流を維持するために(人件費の)コストは当然上がっていくものなんです。物流費における4割が人件費って言われている。物流業界特有の要因でいうと、最低賃金の上昇幅よりも上げていかなきゃいけない」「最終的にはもう運賃に転嫁していく。転嫁せざるを得ない」







