防犯カメラ停止の工作も「計画性の高さを強調すべき事案であるとはいえない」

三菱ケミカル九州事業所(北九州・八幡西区)

西田被告が防犯カメラの録画を停止させるという工作をしたことについて福岡地裁小倉支部は
「防犯カメラを操作できる者が一部の関係者に限定されていたために逆に犯人の絞り込みに寄与した側面がある」
と指摘。

そのうえで
「本件各犯行そのもの及びこれらに関する被告人のその他の行動を見ても、被告人が、精神的に追い詰められていたために浅慮な行動に及んだことがうかがえるのであり、本件が計画性の高さを強調すべき事案であるとはいえない」
と認定した。