裁判所「商品の外観からすぐにはわからない方法で、混入させ相当悪質」「店舗は、様々な対応に追われており、結果も重大」厳しく指摘

裁判所は、70歳の女による犯行の悪質性について「犯行は、3、4針ずつに分けて、まっすぐに伸ばされたホッチキスの芯を、スーパーの食品に突き刺して混入させたというものである。多くの買い物客が予想される中、商品の外観からすぐにはわからない方法で、金属片を食品に混入させたのであるから、相当悪質というほかない」と厳しく指摘した。

実際の被害についても「店舗では、関連商品全てを撤去し、点検した上、極めて多数の来店客を調査して架電・説明・お詫び・注意喚起の掲示をするなど、様々な対応に追われており、結果も重大である」と認定。
「当然、購入者等の身体を傷つけかねない危険な行為ともいえる」と危険性についても指摘した。