2024年2月、福岡県みやま市の小学校で、当時1年生の男子児童(7歳)が給食の「みそおでん」に入っていたウズラの卵をのどに詰まらせて死亡させた事故を受けてみやま市教育委員会が再発防止策を公表しました。

みやま市教育委員会が6日に公表した再発防止策は第三者委員会の提言をもとに作成されたものです。
再発防止策では、・市内すべての小中学校の教職員を対象に毎年、救命講習を行うこと・小中学校の各教室に直接119番通報が可能なインターフォンシステムを順次、設備すること・誤嚥しやすい食材は、小中学校の段階に応じて調理や提供を工夫すること・今後のウズラの卵の提供については、「慎重に判断する」ことなどが定められています。
インターフォンシステムについては市内の小学校5校のうち2校は、10月中に設置が完了する予定だということです。
みやま市教育委員会は対策防止策の公表が遅くなった理由について「今年2月に策定していたが遺族との協議を優先したため」と説明しています。
また、みやま市教育委員会は、当時1年生の男子児童(7歳)が死亡した事故が発生した2月26日を「みやま市学校安全の日」と定め、安全な学校給食への取り組みを行うということです。