福岡県福智町のコメ農家が町内の小中学校に新米600キロを贈りました。
コメの価格が高騰する中「子供たちにおなかいっぱいご飯を食べてもらいたい」ということです。

福智町の伊方小学校では24日、コメ農家の高津勝平さんに児童が感謝状を贈りました。

給食委員長 小学校6年生 春永絢心さん
「いただいたお米をいっぱい食べて、勉強や運動を頑張っていきたいと思います」

高津さんは9月19日、地元の小中学校におよそ50万円相当の新米の「夢つくし」600キロを寄贈しました。
高津さんは地元の会合で出た話がきっかけでコメを贈ることにしたそうです

コメ農家 高津勝平さん
「家庭で満足にご飯を食べられない子どもがいるみたいな話を聞いてたので、せめてお米くらいはと思って。おなかいっぱい食べてもらえるんじゃないかなと思いました」

児童たちは贈られたコメを使った給食を高津さんと一緒に食べました。

小学生
「今までの中で一番おいしいです」

小学生
「味がちょっと違っておいしいと思いました。白くてキラキラしていました」
福智町では1日あたり2000食の給食が作られていて、高津さんが寄贈したコメは3日分にあたるということです。