かつて「6年半一度も一般質問が行われていない議会」として注目された福岡県大任町の議会。
今年の9月議会では、明るみになった国会議員秘書への”情報漏えい”や”町長選での買収事件”について、議員からの一般質問を認めませんでした。
専門家は「議会が職務を放棄している」と指摘しています。
「終わった話」「前向きな質問ではないから」と話す議長。
なぜ、「質問させない事態」が繰り返されるのでしょうか。
”情報漏えい”で和解町長が報告

RKB 今林隆史 記者
「町長選で逮捕者が出たり、情報漏えいで和解したりと様々な問題が明らかになっている大任町。ただ、これに対する議会での一般質問は認められませんでした」

9月3日の大任町議会の冒頭、永原譲二町長が情報漏えいで訴えられていたニュースサイトの記者と和解したことを報告しました。

大任町 永原譲二 町長
「損害賠償請求事件に関し、裁判所より和解案が示され、弁護士等との協議の結果、この和解案を受け入れることとした」